歯科金属アレルギーの追加報告|ホルモンバランスと肌の関係・自分で出来る改善法


鍼灸サロン アンヴレの逸見です。
いつもブログをご覧くださりありがとうございます。

こちらの歯科金属アレルギ―の記事を書いてから、多くの方にご質問や相談をいただくようになりました。
今回は、妊娠を機に経験した症状の変化を追加報告させていただきます。
皮膚炎や不調への対応法は、いただいたご相談への回答をまとめさせていただきました。
記事をみつけてくださり、またお辛いお悩みを教えて下さりありがとうございます。
少しでもお気持ちが軽くなられていることを、心からお祈りしています。

 

 

歯科金属アレルギーの追加報告~体調と肌の関係~

もともと金属アレルギーはなかったのですが、歯列矯正を始め、口腔内に金属の器具を入れてから、顔や首、下半身に皮膚炎が現れるようになりました。

歯科金属アレルギーを疑い、口腔内の器具を1つ減らすと、数ヶ月治らなかった症状がいっきに改善されました。

以下は当時の写真です。

 

原因がわかってからは、金属アレルギーの検査を行いアレルゲンを特定し、器具に使われる金属を変更するなど工夫をして、症状は悪化せずに経過は良好でした。

しかし、昨年の12月末頃から症状が再発しました。

 

 

以前から月経周期に伴うホルモンバランスの変化により、症状が強くなっていたのですが、妊娠したことによるホルモンバランスの変化や、自律神経の乱れにより、症状が悪化したものと思われます。

12月中頃~末は、皮膚が赤く炎症し、火傷をしたようにヒリヒリと痛んだり、肌が乾燥して皮がむけていました。

今回も歯科医に相談し、器具を1つ減らし様子をみました。

 

器具を外して11日後。
今回も顕著な変化がみられましたが、顔は軽い炎症は残り、下半身の皮膚炎はなかなか落ち着きませんでした。

 

 

安定期に入るころからは、顔の炎症はおさまり、肌の乾燥も改善されて目元のシワもきにならなくなりました。
下半身の炎症に関しては、矯正を始めてからずっと続き、妊娠してから悪化していたのですが、それも全く気にならなくなりました。
現在はここ数年で一番肌の調子がいいです♬
肌とホルモンバランスの密接な関係を改めて体感した経験でした😊✨

 

皮膚炎、体の不調の原因

歯科金属アレルギーは口腔内にアレルギーの原因がある状態です。

一番の治療法は、上記でご報告したように、原因となる金属(金属を固定する接着剤にも含まれている事があります)を取り除くことです。

私の症例の場合、取り外せる器具だったため検証しやすかったのですが、銀歯やインプラントなどの場合、不調の原因となっているという確証がなければ、すぐ治療に取り掛かるのが難しいケースもあると思います。

肌トラブルはアレルゲンだけではなく、体の中にも原因があり、体調に大きく左右されます。

・ホルモンバランスや自律神経の乱れ
・胃腸不良による、栄養不足や腸内環境の乱れ
・肝臓、腎臓の機能低下による、老廃物の代謝不良や血液の質の低下
・運動不足による心肺機能の低下
・ストレスや疲労

炎症の痒み、赤み、痛みなどは、体が人に緊急事態をわからせるサインです。
サインを受け取ったら、ぜひ生活を見直して、まずは体をやすめてください。

よく寝る、よく噛んで食べる、息を吐くことを意識して呼吸をする。
これは簡単にできる健康法です😊✨

 


私自身の経験もそうですし、アンヴレには、同じように様々な原因よる皮膚炎でお悩みの方が多く来院されています。

私が学ぶ東洋医学・中医学は、「病気」を見るのではなく、患者様のお辛いお悩みの症状や、状態をみて、その方に必要な治療をします。

眠れない、夢を見る、気持ちの不安、咳がつづく、体の冷え、生理痛、肌の荒れ、過食や拒食、便秘、下痢などなど……

病院に行くと病名がつかなかったり、原因がわからないと診断されてしまう不調を整えることで、大病になる前に体を良くする『未病』という考えに繋がります。

 

当サロンにいらした方に必ず問診するは、お通じの状態、睡眠、食事です。

心身の不調はこの3つにあらわれる事が多く、ご自分でも変化がわかりやすい指標です。

 


便秘、お腹が張るなどの症状はありませんか?

→皮膚炎をおこしている方や、パニック障害などお気持ちの不安が強くなられている方に、便秘やお腹が張って苦しい(ガスが溜まっている)症状がある方が多いです。

腸は栄養素の消化吸収を行うだけでなく、重要な免疫機能の役割があります。
腸管の免疫機能とは、食べ物と共に入ってくる病原菌や様々な有害物質(不必要なミネラル、金属も含まれます)を排出し、必要なものは取り入れて常に私たちの体を守るシステムです。

腸の免疫力は、腸内に100兆個ほど存在する腸内細菌が決定しています。
腸内細菌を大きく分けると、善玉菌、悪玉菌、日和見菌にわけられ、日和見菌は腸内で善玉菌か悪玉菌のどちらか多い方に味方をする菌です。

ビフィズス菌や乳酸菌などが有名な善玉菌は、感染症などの病気を防いだり、肥満になりにくい体質を保つなど、体に良い働きをしてくれます。

悪玉菌も体に必要な存在で善玉菌とのバランスを保つことが大切ですが、ブドウ球菌、毒性の強い大腸菌などの悪玉菌が増えてしまうと、腸内のタンパク質を腐敗させて有害物質を発生させ、腸の免疫機能の低下を招くだけではなく、血液にのって全身を巡り、肌トラブルや様々な病気や不調の原因になります。

また、心を安定させたり脳の活動に重要な、セロトニンやアセチルコリンという物質は、多くが腸で作られ、ストックされています。

心身の健康に、腸を整えることはとても重要です。

 


睡眠時間は取れていますか?

→睡眠には、体と心の休息、疲労回復、脳の感情や記憶の整理など多くの重要な役割があります。

私たちの体の中から生まれる老廃物や毒素は、寝ている間に、腎臓や肝臓が血液をろ過して綺麗にしています。
老廃物は、食べたものの有害物質、体と心が感じたストレスホルモン、使ったお薬、ビタミン、金属や塩分など多岐にわたります。

老廃物を解毒し、綺麗になった血液に栄養を補給し、それが全身を巡る事でお肌一つ一つの細胞を活性化したり、炎症を直しています。
睡眠時間が短いと解毒と栄養の補給がうまくいかなくなり、肌状態がとても乱れやすいです。

また、慢性的な睡眠不足は、肥満、糖尿病などの生活習慣病や、うつ病などの精神疾患、認知症など、様々な病の発症リスクを高めることが明らかになってきています。

 


食事はしっかりとれていますか?

→私たち人間は、食べることでエネルギーを補い生きている動物です。
身体は約60~70%の水分と約30%~40%の食べ物の栄養素でできてきます。

栄養素は日々生まれ変わる細胞や、生きるために必要なホルモン、酵素などをつくり、私たちが健やかに活動できるエネルギーを生み出しています。
食べることが疎かになると、命を守るためにお肌など命から遠いところから栄養が渡らなくなり、トラブルが現れやすくなります。

(脱線しますが、私は皮膚炎の原因がわからなかったときに、鍼灸治療をして内臓を元気にしたりリラックスすると、肌の状態がよくなっていました。また、妊娠や生理などホルモンバランスにも影響することから、皮膚炎は、体と心の健康状態がとても反映されるものだと実感しています。)

もし上記の3つのことでお心当たりがあれば、治す薬と思って、改善に取り組まれるとよろしいかもしれません。

他にも、『咳がつづく』『むせる』この様な症状が続くときは、心身が疲れ自律神経のバランスが乱れ始めているサインです。

咽頭は飲食物、空気、鼻からの老廃物など様々な物質が通る複雑な器官です。

健康な時は自律神経が正常に働き、飲食物や老廃物が気管へ入らないよう、制御しています。
疲労やストレスなどが原因で自律神経が乱れると、その複雑な制御に遅れや異常が出るため、咳が出やすくなったりむせやすくなります。

上記の症状に気づいたら、からだをしっかり休めてください。

自分でできる様々な不調への対応法

便の不調への対応

もし便に関して不調があれば、こちらの記事で便の調子をととのえる方法をご紹介しています。

便秘には、曲池(きょくち)合谷(ごうこく)のツボがおすすめです。

ご不安が長く続いて体が緊張していると、空気を飲み込みやすくなり、お腹に空気が溜まるとそれがまた自律神経を刺激して、体が緊張しやすくなるという状態になりやすいです。

呼吸と腸の働きは関連しているので、もし鼻炎症状などで口呼吸になっていたら、鼻炎の改善や、寝るときに鼻の通りを良くするテープを貼ったり、苦しくなければ、口にテープ(いびき用のものが売っています)をはって、鼻呼吸を意識するのも効果的です。
(鼻炎治療におすすめのツボの記事→慢性副鼻腔炎のつぼ花粉症のつぼ)

また、普段から息を吐くことを意識して呼吸されてみてください。
息を吐くことで副交感神経が刺激され、体の緊張がほぐれやすくなります。

 


睡眠の不調への対応

寝ることは、人間の自然治癒力を高める最も効果のある方法です。
睡眠に関しては、可能でしたら7時間~8時間ほどお休みになられてみてください。

アンヴレ通信 第21号|ぐっすり安眠足裏マッサージ

こちらの記事で、テニスボールを使った簡単な安眠足裏マッサージをご紹介しています。

良い眠りには、失眠(しつみん)のツボへお灸するのもおすすめです。

良い睡眠への近道は、眠りやすい環境を自分で整えること😊✨
ご自分が出来そうなことから生活習慣を見直されてみてください。

良い睡眠のコツ

☑1日のリズムを作る

□毎日同じ時刻に起きるように心がけ、朝日をあびる(眠りの質に関わるメラトニンが分泌されます)
□日中の長時間の昼寝を控える
☐日中は体を動かし、散歩やストレッチなど軽い運動をする

☑寝る前はリラックス

□寝る1時間前はスマホやパソコンを控える
□寝る1時間前に入浴して体を温める
□寝る直前の考え事を控える

☑眠りやすい環境を整える

□室内の湿度や温度を調整する
□就寝時間には室内の照明を落とす
□自分に合った枕を使って眠る

私個人がしている習慣は、寝室のドレープカーテンを明けた状態で就寝し、朝日が入るようにしていることです。
朝部屋が明るくなるので、自然と起きやすくなります。

朝起きたら毎日30分ほど運動やストレッチをしています。
朝活動すると体と気持ちが軽く、1日をご機嫌に過ごせます♬

 

 

毎朝朝食に、お味噌汁ををいただくようにしています。
お味噌には眠りを促す物質の材料「トリプトファン」が多く含まれています。

野菜やきのこを沢山いれたお味噌汁は、栄養満点の健康食です✨
(過去のお味噌汁の記事はこちら)

からだが冷えたな、疲れたなという時は、足湯をしています。
足湯に15分ほどつかると全身ぽかぽか。
高齢者の方や体力が落ちている時は、全身の入浴は体に負担がかかることもあるので、そんな時は足湯がおすすめです。
(過去の足湯の記事はこちら)

 

 

枕は、神楽坂の待夢(タイム)で作った、オーダーメイド枕を使っています。
それまで枕難民を続けていましたが、待夢で作った枕は私に合っていて、とても寝心地がいいです。
首の支えがしっかりしていて、寝たときに顔や首、肩回りの緊張が緩んで筋肉が柔らかくなるのがわかります。
(過去の待夢の記事はこちら)

他には、就寝前は考え事や悩み事は忘れて、1日にあった楽しかったことや良かったことを思い出すようにしています。
明日やらなきゃいけないこと、忘れちゃいけないことは、覚えておこうと思わずに、枕元に用意したメモに書くようにしています。
覚えていなきゃ…という余計な緊張がなくなります😊

脳は睡眠中に日中に受けた情報の「いる」「いらない」を整理しています。
嫌だったことや悩み事を寝る前にも考えていると、どんどんそれが思考回路に固定されていきます。
今日嫌だったことは今日忘れてしまう!
私の健康法です(^^)/

 


食事に関する対応

食事で一番重要なことはよく噛むことです。
よく噛むことで腸の負担も減り、栄養が吸収しやすくなります。
そして噛むという行為は、心の安心にも繋がります😊✨

食欲不振、消化不良には、足三里(あしさんり)のツボがおすすめです。
足三里から足首にかけて、すねの筋肉をよくほぐすのも効果的です。

肌を作っている重要な栄養素は、たんぱく質と脂質です。
タンパク質は肌細胞や筋肉、内臓を構成する細胞の主成分で、体の機能を助けたり調節する酵素やホルモンなどの材料です。
成人の1日の摂取基準は、女性が50g、男性が60gとされています。

タンパク質を多く含む食品
・納豆1パック(40g)6.5g ・木綿豆腐半丁(150g)10g ・卵M1個(60g)7.4g 
・皮なし鶏むね肉(100g)23.3g ・皮なし鶏もも肉(100g)19g ・豚ロース肉(100g)22.7g 
・豚モモ肉(100g)21.9g ・牛かた肉(100g)20.2g ・牛もも肉(100g)21.3g 
・カツオ(100g)25.8g ・マカジキ(100g)23.1g  ・アジ(100g)19.7g ・うなぎ(100g)17.1g 
・さば(100g)20.6g  ・たら(100g)17.6g ・プロセスチーズ(50g)11g

 

肌の炎症が起きている時は、亜麻仁油や青魚に含まれる油が、炎症を抑えるのに効果的です。

 

アマニ油の1日の目安量はティースプーン1杯。
熱に弱いので、サラダに使用したり、食後にそのまま飲むのもおすすめです。

ヨーグルト、納豆、味噌、漬物などの発酵食品は善玉菌の宝庫で、腸内環境を整えてくれます。
炭水化物(食物繊維と糖質)は腸内で分解されると、善玉菌を元気にするエサになったり、悪玉菌と腸内の有害物質を減らす働きがあります。
(乳酸菌たっぷり水キムチの記事はこちら)

腸内細菌は常に変化していて3日で入れ替わると言われています。
そのため、毎日の食事は腸活の大切なポイントです🍚✨

私個人が食事で気をつけていることは、こちらの記事でご紹介しています🥕

 


私たちの体は、イクラのような細胞が何兆個も集まりできています。
栄養が不足したり、悪いものが代謝できないと、その細胞ひとつひとつが弱くなってしまい、炎症が起きやすく、治りにくくなります。

お通じ、睡眠、食事と基本的な事ですが、皮膚炎に限らず、心身におこる様々な不調へ、これらを整えることはとてもとても大切です。

ひとりで悩まれ頑張られてきた方へ。
鍼灸は、自律神経やホルモンバランスの乱れの改善、内臓機能の促進など、体の中から健康にするのが得意な治療法です。

何か不調で悩まれたら、ぜひご自宅近くの鍼灸治療をお試しください😊✨

 

最後までお読みくださりありがとうございます。
今日も健やかな一日でありますように☘

 

鍼灸サロン アンヴレ 逸見 愛

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です