アンヴレ通信15号《丘墟:慢性副鼻腔炎のつぼ》


神楽坂鍼灸サロン アンヴレ 逸見愛です。
いつもサロンをご利用くださりありがとうございます。

今年もフェイジョアの新芽がたくさんでてきました🌞

 

剪定にチャレンジをして整えたのですが、
すごく元気でもうすっかりボサボサ🍃

フェイジョアの花言葉は「実りある人生」
お客様の毎日がより輝くよう、今月もしっかりサポートさせていただきます😊💕

 


月の休日と予約状況のお知らせ

ご予約状況はこちらでご案内しています☘

5月は通常の定休日《月曜・日曜・祝日(土曜祝日は営業)》に加え4日(土)もお休みをいただきます。
5月3日(木)は臨時営業しております。
GWの祝日は、5月3日(木)をのぞき、お休みをいただきます<(_ _)>

キャンセルがでている場合もございますので、
ご予約、ご質問はお気軽にお問い合わせくださいませ。

アンヴレをご利用くださり、心から感謝しております。
ありがとうございます😊💕

 

今月のお茶

今月のウェルカムティーは、ニホンドウ漢方ブティックの漢茶をご用意しました。

安経茶は、小麦、ナツメ、蓮の実、クマ笹、ジャスミン、
エゾウコギがブレンドされていて、体と心の緊張を緩めてくれるお茶です。

気通茶は、エゾウコギ、鶏血藤、クコ葉、焙じハト麦、ルイボスがブレンドされていて、
春や季節の変わり目に乱れやすい「気」の流れを良くしてくれるお茶です。

両方ともリラックス効果があります🍃
お天気やお客様に合わせて、ご用意してお待ちしています🍵

 

アメニティのご紹介

お手洗いのハンドソープとハンドクリームを新しいものに変えました✨
甘い爽やかなお花の香りです。

 

パウダールームのお化粧水を変えました✨
今回はトリロジーのミストとローズヒップオイルをご用意しました。

ミストはゼラニウムの精油が使われています。
ゼラニウムは気持ちを穏やかにして、イライラやウツウツ気分をほぐしてくれます。
<ホルモンバランスに合わせた精油の選び方は、こちらの記事でご紹介しています>

ミストが細かく、メイク直しにお化粧の上からお使いいただけます。
気分転換にデコルテへ吹きかけるのもおすすめです。

ローズヒップオイルはアンチエイジングや美白効果があります。
乾燥が気になる時は、ボディクリームに混ぜて保湿力UP✨

蓋がスポイト状になっていますので、
1~2滴手のひらに垂らしてお使いください。

 

長野式の勉強会《頭痛治療》

隔月で参加している、オリーヴ鍼灸院の堀本先生が主催する勉強会へ参加してきました。
堀本先生は臨床経験も豊富で、鍼灸の流派のひとつ、
長野式臨床研究会のマスタークラスで講師もされています。

「長野式治療とは?」
 免疫力回復を重視した治療法で、診察や治療法は、 東洋医学と西洋医学(生理・解剖・病理学)を融合させて作られています。
 お肌のトラブルや体の不調、痛みに対して、 現れている症状だけではなく、手の脈やお腹、体のつぼの反応をみて原因を探し、 私たちにもともと備わっている回復力を高め、根本治療をしていきます。

 

今回の座学のテーマは「頭痛」でした。
頭痛は様々な原因があり、治療も多岐にわたりますが、
長野式で必ずと言っていいほど使う大切な治療が「扁桃処置(へんとうしょち)」です。

 

扁桃とは?

 「扁桃」とは喉や鼻の粘膜にあるリンパ組織のことです。
 喉や鼻の奥(咽頭)は細菌やウィルスの感染を受けやすいため、空気の通り道を取り囲むように、鼻、耳の奥、舌の付け根など粘膜の下にリンパ組織が発達しています。
 4歳~8歳の幼少期に働きが最も活発で扁桃組織も大きく、大人になるにつれ働きも大きさも縮小していきます。 
 扁桃は感染を受けやすい場所にあり、スポンジの様に表面にたくさん穴が開いているため細菌の巣になりやすく、本来体を守るための組織のはずなのに、反対に感染源になってしまう場合があります。(汚れたスポンジをずっとくわえている状態です💀)
 こうした感染を繰り返していると、扁桃は大人になっても縮小せず炎症が続き、慢性扁桃炎と呼ばれる状態になります。
 扁桃に病原菌が常にあると、慢性的な首肩コリ、胃腸不良、腎炎、リウマチ性関節炎、慢性皮膚疾患、不眠、イライラ、冷え性、頭痛、耳鳴り、めまいなどの症状や、体が疲れたときや新たな病原菌に感染した時に、扁桃の病原菌の力に体力が負けてしまうと、扁桃炎が再熱し、高熱が現われたりします。

扁桃処置は慢性扁桃炎を改善し、免疫を強化する目的で行われる治療で、首、足首、腕と左右7ヵ所のつぼを使います。
長野式の根幹となっている治療法で、頭痛に限らず多くの症状に使用します✨

 


実技は、参加者の中から患者さん役を決めて、
堀本先生や他の参加者の方が治療するのを見学します。

赤い丸のポイントは、女性で腰痛にお悩みの方に痛みが現れやすいつぼです。
つぼの場所は、骨盤の仙骨(三角の骨)と背骨の腰椎の間です。

鍼はつぼにうつだけではなく、つぼや体の状態に合わせて、
元気を補う手技<補(ほ)といいます>と、
悪さをしているものを取り除く手技<瀉(しゃ)といいます>を使い分けます。

色々な先生の治療を見学するのは、とても勉強になります✒
楽しかった(^○^)

 

2018年勉強会スケジュール
隔月日曜日開催 11時~16時 場所:オリーヴ鍼灸院

・6月17日(日)
・8月19日(日)
・10月21日(日)
・12月9日(日)

次回の勉強会は6月です。少人数のアットホームな勉強会です。
興味のある鍼灸師さん、鍼灸学生さんはぜひご連絡ください✨
お問い合わせはこちら✉へお願いいたします✒

5月6日(日)はオリーヴ鍼灸院で催されるお灸教室に講師として参加します😊

 

丘墟慢性副鼻腔炎(蓄膿症)のつぼ

もともと蓄膿に悩まれたことがあり、
花粉の症状で鼻づまりが酷くなったお客様に選んだつぼです。
治療後は久々に鼻が通ったと喜んでいただきました✨


丘墟(きゅうきょ)

つぼの場所

外くるぶしの前下方、足関節の上でへこんでいるところにとります。
足の小指を持ち上げるように足首を曲げ(外反といいます)
シワができる場所が、足関節の目印です。

つぼの効果

出典:東洋学術出版社 針灸学[基礎編] P98

丘墟は頭の横から肩、脇腹、下肢を流れている経絡(けいらく)
「足の小陽胆経(しょうようたんけい)」のつぼです。

胆やの不調による、鼻炎、頭痛、眼の症状、耳の病の治療などに使われます。
また、首の筋肉(胸鎖乳突筋)を緩めるのにもとても効果的です。

胆のうは肝臓で作られた脂肪分解に関係する液体
「胆汁(たんじゅう)」を貯めておく臓器です。
胆のうは必要に応じて胆汁を排出し、
排出された胆汁は十二指腸に流れ込んで脂肪の消化を助けています。

東洋医学では胆のうを「胆(たん)」と呼んでいます。
大きな働きは2つで、ひとつは西洋医学と同じように
肝で作られた胆汁をためておく働きがあります。
ふたつめは、「胆は決断を主る」といわれ、
肝と一緒に精神活動に大きく関っています。

肝(きも)が据わる、胆(たん)が据わるというのは、
落ち着いている、物事に恐れず慌てないという意味を表現する慣用句です。
胆の働きが活発だと、不安や悩み事などを冷静に判断し、
心や体に大きな影響がないように、どう処理するかを適切に決断することができます。

反対に、胆の働きが低下したり、盛んになりすぎると、
優柔不断になる、ちょっとしたことで驚きやすくなる、
猜疑心が強くなる、イライラするなど心の変化が現われたり、
頭痛、鼻炎、めまい、不眠、眩暈、動悸など体へも影響が現れてきます。

温かくなり老廃物の代謝も高まる春は、胆と肝は常に大忙し。
春は、胆と肝の働きをしっかり整えることが健康の秘訣です😊


 

こちらの記事でお灸のやり方を詳しくお伝えしています。

ご自宅でのケアはお灸がおすすめです✨

 


はじめてサロンをご利用くださるお客様へ、
セルフケアセット(お灸、お灸のやり方やつぼの本など)をプレゼントしております。
お灸のやり方や、詳しいつぼの探し方もお伝えしております😊

サロンではお灸を1個からお買い求めいただけます。
お灸は様々な症状に効果的です✨
詳しくセルフケアを知りたい方は、お灸レッスンも受けておりますので、
お気軽にお問い合わせくださいませ。


最後までお読みくださりありがとうございます。
日曜、月曜と都内をお散歩してきました✿

 

日曜日は谷根千散歩へ行ってきました。
写真は根津神社。

 

こちらは昭和記念公園。
かわいいワンちゃんをたくさん見るのも癒されました🐶

歩いて気をたくさん巡らせて✨
今月も両手にパワーをためて皆さまをおまちしております😊💕

神楽坂鍼灸サロン アンヴレ
逸見 愛

 

 

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