(アメブロからのお引越し記事です)
美容鍼灸師のaiです。
大好きな神楽坂の魅力と、私のライフワークである鍼灸についてお伝えしています。
今日は鍼(はり)のご紹介をします。
鍼灸で使う鍼を見たことはありますでしょうか。
写真は鍼治療で使用する鍼です。
全て使い捨てで、鍼を打つのに使用する鍼管(しんかん)とセットになっています。
鍼の太さは番手(ばんて)を単位とします。
0番は0.14mm。
そこから数が大きくなるにつれ、0.02mmずつ太くなっていきます。
鍼の長さは、寸(すん)が単位です。
左側、青い鍼はセイリン(国内メーカー)の寸6の鍼です。
寸6は鍼の長さが6cm。
青色の鍼以外は1寸(鍼の長さが3cm)です。
鍼には、長さ、太さ、素材の違う様々な種類があります。
また、日本製、中国製、韓国製、などメーカーも様々。
国内メーカーのセイリンは、1/1000mm単位で鍼先を研磨する技術があるそう!
どのメーカーでも、『痛みの少ない鍼』の研究がされています。
私が普段使うのは、0番1寸の鍼です。
鍼の素材は金属アレルギー反応が現れにくいステンレス製です。
細くてとっても柔らかいので、少し触るとしなやかに曲がります。
匠の技術で造られている、細く、痛みが少ない鍼。
痛みをさらに少なく施術するには、鍼灸師の技術も必要です。
この手の形を、『押手(おしで)』と言います。
その名の通り、鍼を押さえる手です。
人の身体はでこぼこだらけ。
肩、背中、腕、お顔と、その場所に合わせて、
手の形を変え、ピターっと皮膚に密着させます。
鍼を打つ周りの皮膚へ鍼灸師の手の圧が均等にかかっていると、
お客様の感じる痛みが少なくなります。
もう一つ大切なのが、刺手(さしで)です。
鍼を打つ側のやり方です。
鍼管は鍼よりも短く造られています。
鍼管から少しでている鍼を、トントントンと指先で叩き、施術していきます。
この、トントントンにも技術がいるんです!
手首のスナップを効かせて指先の力を調整し、
その方の皮膚の硬さや、身体の状態に合わせて叩いていきます。
鍼がチクチクする時は、身体の敏感な部分やその日のご体調などもありますが、
鍼を叩く力が足りずに、皮膚の上で鍼がバウンドしたり、
鍼を真っ直ぐ叩いていない時にも痛みは起こります。
学生時代、生徒同士で初めした鍼練習はとても痛かったです💦
他にも、鍼治療に大切な技術は沢山あります。
ひとつひとつの技術を大切に丁寧におこなうことで、
痛みや内出血のリスクを減らすことができます。
鍼の刺激が大好き!という方にも、鍼が初めてで緊張するという方にも。
安心して鍼の効果を感じていただき、鍼灸治療との出逢いが素敵な時間になるように、日々気持ちがよい鍼治療を研究しています🔥
最後までお読みくださりありがとうございます。
今日も素敵な一日になりますように☘