こんにちは。鍼灸師の逸見愛です。
いつもブログをお読みいただきありがとうございます。
先日、日本橋のアロマスペースflavourで
アロマテラピーの講習を受けてきました。
今回は、
「陰陽五行学説(いんようごぎょうがくせつ)」に対応した
アロマテラピーの活用を教えていただきました。
小林さんは教え上手で、
今回もとっても楽しく勉強できました。
そちらのご紹介の前に・・・
まずは、東洋医学の基本的な考え、
「陰陽五行説」についてお話します☘
陰陽五行学説とは?
「陰陽学説」
このマーク「☯」は陰陽を表しています。
円の下が「陰」で上が「陽」です。
地球、人間、男女、
自然界のあらゆるものごとは、
陰と陽で構成されているよ~というのが、陰陽学説です。
陰陽はそれぞれ単独で存在することはできません。
上がなければ、下は存在せず、
男性がいなければ、女性は誕生しません。
陰陽にわけられた物事の中にも、
また陰陽が存在します。
私たち身体の中も陰陽にわけられ、
バランスをとることで
心身の健康が保たれています。
陰陽の分類例
「陽」男 上 背 天 日 昼 晴 火 熱 動 柔
「陰」女 下 腹 地 月 夜 曇 水 寒 静 硬
「五行学説」
自然界はすべて木・火・土・金・水
5種類の物質の運動と変化によって
成り立っていると考えるのが五行学説です。
五行の分類の例
木 火 土 金 水
五季 春 夏 長夏 秋 冬
五色 青 赤 黄 白 黒
五味 酸 苦 甘 辛 塩辛い
五臓 肝 心 脾 肺 腎
五腑 胆 小腸 胃 大腸 膀胱
五志 怒 喜 思 悲 恐
五華 爪 面 唇 毛 髪
五体 筋 脈 肉 皮 骨
木に属するのは肝・筋とあります。
肝臓の不調は筋肉にあらわれやすいんですよ。
私たちが食べたものは、
そのままの形では栄養として活躍しません。
小腸で吸収された栄養素は、肝臓へ送られて分解され、
身体で使える栄養素に変化します。
また、有害な物質を解毒しているのも肝臓です。
飲食で摂取したアルコールや添加物だけではなく、
大腸で食べ物を細菌が分解するときに発生したアンモニア、
身体の疲労物質「乳酸」なども肝臓が解毒をしています。
肝臓がお疲れの時は、
栄養の代謝や、有害物質の排泄が上手に行われず、
筋肉の栄養が足りなくなったり、疲労の回復が遅くなり、
肩が凝ったり、足がつりやすくなったり、
怪我をしやすくなります。
内臓、季節、味、感情。
東洋医学では全体の関係をみて治療をします。
五行の分類は、
そうした身体の繋がりを教えてくれるものです(*^^*)
相克相生関係
陰陽が単独では存在しないと考えるように、
五行もそれぞれがバランスを保つことで、
物質が誕生し、変化していくと考えます。
木を摩擦すると火が生じる
火で燃え尽きた木が土(灰)となる
土の中から金属(鉱物)が得られる
金属の表面が結露し水が溜まる
水は木を育てる
〇この関係を「相生(そうせい)」といいます。
木は土から栄養を吸い上げる
土は水の流れを止める
水は火を消す
火は金属を溶かす
金属は木を刈る
☆この関係を「相克(そうこく)」といいます。
相克相生の関係は身体の中でもとても重要です。
治療をする前は、
「木火土金水」=「肝心脾肺腎」の
相克相生バランスを確認します。
(これを語りだすと長くなるので、また今度♪)
心身や肌の悩みの原因はどこかな?
脈やつぼを触ると、身体は教えてくれています。
悩みを根っこから治していくと、
身体は健康に、お肌はツヤツヤしてきます♡
身体や肌の変化を通じて、
東洋医学をもっと好きになっていただけたり
興味をもっていただけたら嬉しいです(*^^*)
陰陽五行説とアロマテラピーの活用は、
近日中にUPします。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
今日も素敵な一日になりますように☘
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